東京マラソン2018で完走タイム「3時間4分」を達成した時の装備一式①

東京マラソン2018で完走タイム「3時間4分」を達成した時の装備一式①

東京マラソン2018は約4分遅れでサブスリー成らずでしたが、当日の装備一式をショートレビュー付きでご紹介します。幾つか詳細におススメしたいものは後日個別記事を書く予定です。

シューズ:On Cloudflash(オン クラウドフラッシュ)


台頭著しいOnのトップレーシングモデルCloudflashでレースに臨みました。実はOnでフルマラソンに出るのは初だったので、42km走る中でどんな使用感となるかのテストも兼ねていました。

後日詳しく書きますが、サブスリー近辺の一定リズム(4:05-4:15/km)でのスピードの維持は楽でしたが、それ以上上げていこうと思うとAdidas・Asicsのレーシングモデルより伸びは悪く、クッション性能的にも35km地点で脚が売り切れてしまいました。

スピードの伸びが悪いのと脚が終わってしまったのは筆者の体重増のせいもあるので、Adidasで走ってサブスリーを達成した前走と体重を同じにして再テストしたいところなのですが、概ね不満点の無いシューズです。

上半身:半袖チームジャージ

東京マラソンということで知人が沿道に応援に来てくれるため、上半身は半袖チームジャージを着用。トライアスロン用のモデルであるためコンプレッションタイプで風によるバタ付きが起きない仕様です。もし市販のウェアで走るとすると、ノースリーブのタンクトップを選んでいたと思います。

インナー:Millet(ミレー)ドライナミックメッシュ・ノースリーブ


冬場のフルマラソンといえどそこそこ以上のペースで走るとかなり汗を書きます。身体の冷えを防止するためにミレーのメッシュインナーを着ました。これがあると無いとでは汗の発散スピードに差が出ますので、夏場のみならず冬場のレースでもおススメです。

下半身:ノースフェイス フライウェイト・レーシングベリーショート


下半身は脚さばきを重視してショートパンツを選択。数あるショートパンツの中でこのモデルが優れるのは下記2点

  1. もっとも揺れにくいランパンツの腰回りに前後6個のメッシュポケット
  2. メッシュインナーが付いているのでインナーパンツを履く必要がない(通気UP&脚さばきUP)

その②で紹介する補給アイテムは全部このパンツに収納して走りました。かなりおススメの一品。

腕:FOOTMAX(フットマックス)アームカバー


防寒および日焼け対策としてアームカバーを装着。特にこだわりのアイテムではないのですが、国産メーカーのフットマックスによる本品は耐久性・伸縮性・放熱性いずれも不満ない仕上がりです。

脚:CEP ウルトラライトソックス


ソックス兼カーフスリーブとしてドイツメーカーCEPのウルトラライトソックスを選択。まずその名の通り圧倒的に軽量、さらに着用時に手こずるほどのコンプレッションを発揮してくれます。ただ、ふくらはぎの締め付けは良いのですが、今回足首周りの圧迫に不快感を感じてしまったので、次回レースは靴下とカーフスリーブを別物に分けるかもしれません。

手:R×Lレーシンググローブ


冬場のレースでは防寒のためにグローブが必須です。こちらも特にこだわりというわけではないのですが、補給食の開け閉めといった細かい作業も必要になるので国産メーカー品が安心です。このグローブはサイズが複数設定あるため、ジャストフィットのものが選べて当日もノーストレスでレースに集中出来ました。

膝:ニューハレ Vテープ


膝の筋膜のサポート、ブレの帽子にニューハレを装着。公式HPによると引っ張らずにそのまま貼るのが正しい装着方法とのこと。筆者も最初は勝手がわからずにかなり引っ張って貼っていたので膝の曲げ伸ばしをかえって妨げていました・・・。

これも最近では本当に効果があるのかやや疑問なのですが(30km走ではこれなくてもタイム&疲労変わらず)、昔から貼り続けているのでお守りがわりに今回も貼ってみました。

アイウェア:Oakley(オークリー)Flak 2.0+純正度入りレンズ


筆者は視力が裸眼で0.1しかないためスポーツ時の視力矯正は重要課題です。今回は度入りサングラスを選択。サングラスについては視界の歪みを気にしてメガネにカラーレンズを入れたりと色々試しましたが、結局メジャーブランドのオークリーのフレームとメーカー純正レンズに落ち着きました。

左右で-4.25〜-4.5の近視矯正を掛けているためレンズはそこそこの厚みになるのですが、フレームのフィット感が高いため、鼻骨にも特段の負担を感じず快適にレースに集中できます。そしてレンズのミラー処理も必須。35kmを超えて脚が売り切れて死んだ目をしていても沿道の観客を誤魔化せます。唯一値段がネックですが見た目もGoodなので最近はこれ一択です。

時計:GARMIN(ガーミン)ForeAthlete 230J

目標タイムを達成するには、GPS搭載モデルの時計が必須だと思いますが、筆者はGARMINを選択しています。おそらく最もメジャーなブランドでありCloudベースのサービスも無料で提供されます。またトライアスロンではバイクに乗るのですが、時計と共にパワーメーターも販売している唯一のブランドですので、詳細なパワーデータと併せてデータ管理を一元で出来るのも強みです。

GPS搭載時計は複数モデルがありますが、ランに限れば最もリーズナブルな本モデルで十分です。筆者はレース中は「距離・時間・ペース・ピッチ」の4項目を先頭ページに常時表示します。ページ2には「平均ペース・ラップペース・ピッチ」を表示し、脚が売り切れてくるとページ2を眺めながら気力を振りしぼってます(平均ペースはサブ3の4:15/kmまでどれ位ゆとりがあるかの確認、ラップペースは1kmラップを4:15に出来るだけ近づけるよう努力、ピッチは疲れてきても180spmを出来るだけ維持)。

頭:装備なし

天気予報は曇りでしたのでキャップ・サンバイザーの装備無しを選択。仮に晴れであっても同じチョイスをしたと思います。キャップを被ると汗が垂れてくるのを防げますが、強風時には風で飛ばされるのをケアする必要があったりとストレスの元になりますのでガチレース時にはいつも頭部は装備なしです。サブスリー集団でも、同じ考えからかキャップ無しが多数派だと思います。

ちょっと記事が長くなってきましたので、続きはその②で。次は主に補給系について書きます。


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